理念

 

技術を以て社会の安定と発展に資するものをつくる

  

  

 

「工」とは何か

細工や技術。道具を使いものをつくる、素材に手を加えること。「工」のいくつかの同源語には口、孔などがあり、横の二線の間を縦の線で突き通して何かをつくるという意味もあります。その意味を遥かに大きな概念で捉え、上の横線が天の理を、下の横線が地の万物を、そして縦線が天と地の橋渡しを表しているという説もあるようです。

 

「学」とは何か

師匠から知恵を授かり、それを習って自分のものとすること。師匠が子弟に知識を与え、子弟が師匠からそれを受ける双方向による行為であり、同じ行為の両面ともいえます。旧字体の「學」には師匠と子弟の交わりを意味する交差の象徴的符号が2つ表されています。

 

「技術」とは何か

ある目的のために案出し使用する技。自分自身をふくめクライアントの存在があり、その時代の社会の価値観や要望が織り込まれており、知識に裏打ちされた「技術」があるように知識と不可分であるものと、知識化、言語化及び学問化されていない「技術」もあると考えています。

 

「工学」とは何か

知識と不可分の「技術」のこと。とくに知識を技術化したものは「技術」と同様にクライアントの存在があり、その時代の社会の価値観や要望が織り込まれており、課題の解決を試みるものと考えています。
一方、現在一般的に「工学」は学問的な意味が大きいようですが、それは「技術」を知識化及び言語化、あるいはそれに準ずる体系によって伝達可能にする、またはそれを「学」の字の如く知識を与えたり受けたりすることについての言及であり、「自然科学」との重複があると解釈しています。

 

「自然科学」とは何か

人間が自然について理解した知識及びその伝達可能な体系のことで、「技術」、とくに「工学」との重複があるように感じます。「技術」や「工学」から独立した概念については、たとえば欧州において歴史的、宗教的な背景もあり長きに渡りクライアントの存在はなく、社会に応用する目的ではなく知識それ自体を重んじてきたことでしょうか。

 

「社会の安定」とは何か

人々の知識や見識の向上が、民主制の社会であればその社会の質の向上も伴いながら、社会を構成する個人から国家に至るまでのあらゆる主体の技術力の向上にもつながり、その技術を以て社会に貢献でき、国力を向上させ、あらゆる主体の自主独立につながり力の偏りを減じ、社会の平衡を保ち、それが循環している状態のことだと考えています。
(「平和」は peace 、語源はラテン語の pax のようで、相手をたたきのめして平定してきたことを彷彿させます。平定されて社会の仕組みを押し付けられた人々は先人たちの蓄積を失い自立しづらく、力を失っている間は従属、力を盛り返せば抵抗等による社会の混乱を招く、あるいは「平和」によって格差が拡大して社会の混乱を招くことを繰り返すので、「社会の安定」は「平和」とは別のことを言っています)
 

「社会の発展」とは何か

上記の「社会の安定」の質が漸次に上がっていくことだと考えています。
経済成長や株価など、数字の向上のことではありません。それらは活動の結果であり、数ある指標のひとつでもあり、あるいは手段にもなりえますが目的とは別の概念です。